― 実は「管理」ができていないだけかもしれません ―
「空き家バンクに登録すれば、誰か使ってくれると思っていた」
「しばらく掲載されているのに、問い合わせがまったく来ない」
静岡でも、こうした声をよく聞くようになりました。
空き家バンクは、空き家を活用したい人と、所有者をつなぐ大切な制度です。
しかし現場で見ていると、登録しただけでは決まらない空き家が非常に多いのも事実です。
では、なぜ同じように登録しているのに、
「決まる家」と「決まらない家」が分かれてしまうのでしょうか。
空き家バンクは「入口」であって「ゴール」ではない
まず大前提として、空き家バンクは
あくまで“きっかけの場”です。
掲載されることで、「空き家を探している人の目に触れる」
という状態にはなりますが、それだけで話が進むわけではありません。
実際に利用を検討する人が見ているのは、
- 写真や現地の第一印象
- 建物の状態
- 周辺環境
- 「この家、ちゃんと管理されているのかな?」という感覚
この部分で不安を感じられてしまうと、
内見にすら進まないケースがほとんどです。
共通点① 管理されていない雰囲気が出ている
空き家バンクで決まらない家の多くに共通するのが、
「管理されていない印象」です。
・庭の草が伸び放題
・郵便物が溜まっている
・建物の外観が荒れている
・長く人が入っていない雰囲気がある
たとえ大きな破損がなくても、「この家、大丈夫かな?」と思われた時点で、
候補から外されてしまいます。
空き家を探している人は、
できるだけ余計な手間やリスクを避けたいと考えています。
そのため、管理状態は想像以上に重視されています。
共通点② 見学時に“生活できるイメージ”が持てない
空き家バンク経由で内見に進んだ場合でも、
管理されていない空き家は、ここで止まることが多くあります。
・室内の空気がこもっている
・カビや臭いが気になる
・水回りが長期間使われていない雰囲気
・庭や外回りの印象が悪い
こうした状態だと、「リフォーム以前に、手がかかりそう」
と感じられてしまいます。
実際には、最低限の巡回・換気・清掃がされているだけで、
印象は大きく変わります。
共通点③ 近隣との関係が見えない・不安に感じる
空き家を探している人は、建物だけでなく周囲との関係性も見ています。
・近隣に迷惑をかけていないか
・トラブルになりそうな要素はないか
・管理されている家なのか
管理されていない空き家ほど、
「動物が住み着いていそう」
「草や害虫で近所と揉めていそう」
という不安を持たれがちです。
逆に、定期的に管理されている空き家は、
それだけで安心材料になります。
管理されている空き家は、空き家バンクでも話が早い
空き家バンクで比較的スムーズに話が進む家には、
はっきりした共通点があります。
- 定期的に巡回されている
- 草刈りや簡易清掃がされている
- 建物の状態が把握されている
- 近隣との関係が保たれている
こうした空き家は、
「すぐ住めなくても、何とかできそう」
と前向きに検討されやすくなります。
空き家バンクで必要なのは、完璧なリフォームではありません。
「放置されていない状態」を作ることが、何より重要です。
空き家バンクに出す前・出した後にやるべきこと
もし、「登録しているのに反応がない」
「これから登録を考えている」
のであれば、まずは管理を見直すことをおすすめします。
・定期的な巡回
・草刈りや外回りの整理
・室内の簡易換気
・近隣からの連絡窓口を作る
これだけでも、
空き家バンクでの印象は大きく変わります。
結論|空き家バンクで決まらない原因は「管理不足」
空き家バンクは、とても良い制度です。
しかし、管理されていない空き家まで自動的に決めてくれる制度ではありません。
登録しても決まらない場合、
「立地が悪いから」「需要がないから」
と決めつける前に、「管理が足りているか」を一度見直してみてください。
空き家管理は、空き家バンクで活用してもらうための
一番現実的で、効果の高い準備です。
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