目次
1. 売却する
2. 賃貸で貸出す
3. リフォームする
4.その他 空き家活用事例
空き家の問題は今や個人の問題から地域の課題となり、空き家が増えると地域の景観が損なわれ
地域社会の衰退に繋がりかねない。
元々住んでいた地域が衰退していく姿は誰が見ても気持ちが良いものではないはず。
ただ、いざ自分が空き家の所有者となると、何をすればわからないという方が多いのが現状です。
ネットでは情報が多く何から始めればいいかわからず、
不動産会社は信頼できず相談できる人もいない。こんな話をよく聞きます。
そんな方にまずは空き家の活用方法の基本的な種類と検討するときに重要なポイントをお伝えします。
自身の空き家と照らし合わせて、考えて頂ければ幸いです。
1. 空き家を売却する
売却には主に3パターンあります。
1. 空き家を解体せずにそのまま古家付き土地として売却
2. 空き家を解体し更地にして土地として売却
3. 買取依頼して不動産会社に売却
物件のある場所によりそれぞれ合う合わないがあります。
詳細な説明は別の記事で紹介しますが、簡単にメリットデメリットを説明します。
●空き家を解体せずにそのまま古家付き土地として売却
・メリット
なるべく費用をかけずに売却可能
固定資産税が安くなる
・デメリット
土地の価値が低くなる
購入者の需要が限られる
●空き家を解体し更地にして土地として売却
・メリット
購入者の選択肢が広がり流動性が高い
現状を確認しやすい
・デメリット
解体費用が掛かる
固定資産税が高くなり、売却期間が長くなればなるほど支払いが厳しくなる
●買取依頼して不動産会社に売却
・メリット
すぐに売却できる
手間がかからない
・デメリット
価格が安くなる
それぞれメリット、デメリットがあるため、それを踏まえて検討が必要です。
2. 空き家を賃貸で貸出す
空き家をそのままの状態で賃貸する方法です。
空き家は使用しない期間が長く続くと、設備などが傷むスピードが早く、湿気や埃、害虫の発生等で
すぐに人が住めなくなってしまいます。 そのため空き家を貸し出すことは、収益を得られるだけでなく
人が住むことによって空き家を長持ちさせるメリットもあります。
空き家を貸すということは賃貸経営をすることになるので、
オーナーとしてどのような負担、責任が生じるのか理解してから
活用することをおすすめします。
オーナーとして一番辛いことは、お客様からの要望やクレームに対応することです。
アパート経営や不動産投資を挫折されるポイントは間違いなくこのポイントです。
管理費がかかるとしても管理会社に任せるか、入居者をしっかりと自分で選定し、
空き家だったため設備も故障する可能性があることを理解してもらえる人に貸すことをおすすめします。
決して不動産会社の言うがままに入居者を決めないように自分で見極めましょう。
3. 空き家をリフォームする
空き家は売却・賃貸する以外にもリフォーム・改築して 自分で使用するという選択肢もあります。
建て替えて自宅にしたり、リフォームしてセカンドハウスとして
活用することを検討するのも選択肢の1つです。
現在の自宅から近ければ、民泊やゲストハウスを運営することも可能でしょう。
民泊やゲストハウスを運営すると地域の方との交流が生まれます。
地域の方との接点が生まれることで、地域の課題や問題点が見え、
それが新たなビジネスに繋がります。
思い切ってリフォームし、運用することで他のビジネスにつながる可能性もあるため、
市や県の補助金を使い、リフォームも考えてみては如何でしょうか。
4. その他 空き家活用事例
その他のさまざまな静岡での空き家活用事例を最後に紹介したいと思います。
・民泊や短期レンタル空き家を観光客向けの宿泊施設として活用。
古民家一棟貸しの宿 熊のや (https://mori-no-sumica.com/)
coffee and stay 桃屋 築100年の空き家を改装(https://excite.mochimune.jp/stay/momoya.html)
・コワーキングスペース 地域の起業家やフリーランサー向けに空き家をオフィススペースとして活用。
シンマチ 沼津市(https://kinarishay.wixsite.com/shinmachi4)
・コミュニケーションセンター 地域のイベントやワークショップ、地域住民の交流の場として活用。
みしまびと (https://mishima-mirai.com/)
ひまあそび組合(https://hima-asobi.com/)
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